【新宿区】ハザードマップの種類は?洪水・地震・土砂災害を確認

引っ越し先や自宅の周辺で、大雨や地震が起きたときどうなるのか気になったことがある方は多いと思います。新宿区のハザードマップは災害の種類によって地図が分かれていて、どれを見ればいいのか迷いやすいテーマです。

新宿区を中心に生活情報を書いている『しんじゅくスコープ』のエリア担当ライター、マサです。わたしは行き方が分かりにくい場所ほど、まず全体の地図を確認するようにしています。

この記事では、新宿区のハザードマップの種類、地図で確認できること、避難所と避難場所の違いを整理します。まずは地図の種類から見ていきます。

目次

新宿区のハザードマップの種類

新宿区が公表しているハザードマップは、洪水ハザードマップ、がけ・擁壁ハザードマップ、土砂災害ハザードマップの三つです。

見落としやすいのが、地震そのものを予測する地図は存在しない点です。地震については、建物の耐震状況や地域の危険度を示す別の資料が用意されています災害の種類ごとに地図が分かれていることを先に知っておくと迷いにくいです

洪水や浸水の地図で見ること

新宿区洪水ハザードマップは、大雨による河川の増水や雨水による浸水の予測結果に基づいて作られています。神田川と妙正寺川の二つの河川が関係している地図です。

対象とした降雨は総雨量690ミリメートル、時間最大雨量153ミリメートルという想定最大規模のものです。実際の浸水は雨の降り方や整備状況によって変わる仕組みになっています。

令和7年8月には高潮の想定区域図も反映されて改定されています。古いマップを手元に残している方は、この点だけでも見比べておく価値があります。

地震に関する防災情報の見方

新宿区には地震の被害そのものを予測する専用のハザードマップはありません。代わりに、地域危険度や、がけ・擁壁の分布状況を示す資料が公開されています。

正直に言うと、この違いは検索していても分かりにくい部分です。地震対策は建物の耐震状況や周辺の斜面状況から考える形になっています洪水の地図と同じ感覚で探すと見つからないので注意が必要です

土砂災害の情報を確認する方法

新宿区土砂災害ハザードマップは、下落合・中落合・中井地域や大久保・戸山・西早稲田・本塩町地域など、地域を分けて作成されています。

新宿区は高地と低地が入り組んだ地形で、急な斜面が点在しています。がけや擁壁の近くに住んでいる方や、これから住む予定がある方は目を通しておくと安心です。

住所から地図を確認する手順

各ハザードマップは新宿区の公式ホームページから確認できるほか、窓口での配布もあります。手順をステップにまとめておきます。

STEP1
確認したい災害を決める

洪水、土砂災害、がけ・擁壁のどれを見たいか決めます。

STEP2
該当するマップを開く

新宿区公式ホームページのハザードマップ一覧から該当ページを開きます。

STEP3
自宅や勤務先の位置を探す

地図上で自宅や勤務先に近い場所の着色を確認します。

STEP4
避難所までの経路を見ておく

近くの避難所や避難場所までの道を地図上で確かめます。

紙のマップは危機管理課や各特別出張所でも配布されています。画面より紙のほうが見やすいと感じる方は、窓口で受け取っておくのも一つの方法です。

地図の他に防災を体験できる場所

地図で災害リスクを見たあとは、実際に体験しておくと理解が深まります。新宿区内や近くには、無料で防災を学べる施設がいくつかあります。

新宿区四谷にある消防博物館は、東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅の2番出口から直結しています。入館料は無料で、開館時間は午前9時30分から午後5時まで、休館日は月曜日と年末年始です。消防の歴史とあわせて防火・防災の知識を学べる施設で、仕事帰りにも寄りやすい立地です。詳しい案内は東京消防庁の公式ページで確認できます。

新宿区立防災センターは市谷仲之町2-42にあり、区役所本庁舎と同じ機能を持つ建物として見学対応をしています。休館日は火曜日と祝日です。地図で見た内容を、施設内の展示や説明であわせて確認できるのが特徴です。訪れる前に区の危機管理課へ見学可否を問い合わせておくと安心です。

新宿区の家庭用防災用品のあっせん事業では、家具転倒防止器具などの防災用品を区の指定業者から購入できます。対象は区内在住の一般家庭と事業所で、料金は業者ごとの案内によって異なります。パンフレットは危機管理課や防災センター、各特別出張所で配布されています。詳しくは新宿区公式ページで確認できます。

地図で確認した内容と、実際に見て触れる体験はどちらも役に立つと感じていますまずは近い方から一つ試してみると無理がありません

避難所と避難場所の違い

よく迷うのが、避難所と避難場所という似た言葉の違いです。避難所は災害後の生活の場、避難場所は一時的に逃げる場所という役割の違いがあります。

水害時の避難所は、新宿区が状況に応じて開設する運用になっています必ず開いているとは限らないため当日の情報確認が欠かせません

避難所の場所だけでなく開設状況もあわせて見ておくと安心です

自宅周辺で見ておきたい防災情報

新宿区は10の地域に分けて「新宿区地域別防災マップ」も作成しています。四谷、大久保、落合第一など、住んでいる地域ごとの情報がまとまっています。

ハザードマップが災害の想定を示す地図なのに対し、地域別防災マップは避難経路や身近な防災設備を含めた暮らし目線の地図です。

ハザードマップ

災害ごとの想定される被害範囲を示す地図です。

地域別防災マップ

避難経路や身近な設備をまとめた地域ごとの地図です。

ハザードマップだけでは分からないこと

新宿区の公式Q&Aには、白い部分でも0.1メートル未満の浸水が起きる可能性がある旨が書かれています。着色がない場所も油断できない部分です。

実際に見てみると、地図上は同じ色に見える場所でも、雨水桝の状態など個別の条件で浸水しやすさが変わることもあります。地図はあくまで想定であって、確定した予言ではないんですよね。

よくある勘違いに注意する

ハザードマップに色がついていない場所を、安全な場所だと思い込んでしまうことがあります。実際は浸水のリスクがゼロという意味ではありません。

もう一つ見落としやすいのが、古いマップと最新のマップを混同してしまう点です。新宿区の洪水ハザードマップは令和7年8月に改定されているため、以前もらった紙のマップは古い可能性があります。

公式情報の確認方法を知る

ハザードマップの詳細は新宿区総務部危機管理課が窓口です。電話番号は03-5273-4592となっています。

洪水ハザードマップの基となる浸水想定区域図は東京都建設局や東京都下水道局、東京都港湾局のホームページでも公開されています。

制度や地図の内容は今後も更新される可能性があります。気になったタイミングで、そのつど最新の情報を確認しておくと安心です。

このテーマで自分が最初に確認すること

自宅や勤務先の場所が気になったら、わたしならまず洪水ハザードマップを開いて、その場所の着色を見ることから始めます。今日でも確認できる作業ですよね。

地図を見るだけで安心感が変わるとは言い切れませんが、避難所までの道を知っているだけでも気持ちの余裕は違うと感じています。知らないまま過ごすより、一度見ておいてよかったと思うことがありました。

今週末に少し時間が取れる方は、自宅の場所をハザードマップで確認して、近くの避難所を一つメモに残してみてください。それだけで暮らしが少し軽くなる時間になったらうれしいです。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「しんじゅくスコープ」マサ

新宿区在住のマサです。地域情報メディア『しんじゅくスコープ』で、地元で役立つ情報を発信しています。

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