【新宿区】遺伝子検査、医療目的と民間サービスは別になっている

体質や健康、あるいは家族関係のことで、遺伝子検査という言葉を目にする機会が増えたと思います。新宿区の周りで検査を受けられる場所を調べても、何を調べる検査なのか分かりにくいと感じることがありますよね。

地域情報メディア『しんじゅくスコープ』のエリア担当ライター、マサです。わたしも制度や仕組みを調べるのは苦にならないほうですが、遺伝子検査は名前が似ていても中身が違うものが多くて、一度整理しておきたい分野だと感じています。

この記事では、検査の種類と提供主体の違いから、区内で実際に相談できる医療機関の紹介まで順に見ていきます。

目次

遺伝子検査という言葉が指す範囲

まず押さえておきたいのは、遺伝子検査という言葉が、実はかなり幅広い検査をまとめて指している点です。病気の診断を目的にした検査もあれば、体質や祖先をたどる検査もあります。

親子関係を確認する検査も、広い意味では遺伝子検査の一種です。名称だけを見て内容が同じだと考えるのは早いと思います。

医療目的の検査と民間サービスの違い

正直に言うと、この違いが一番分かりにくいところだと思います。医療機関で行う遺伝学的検査は、病気の診断や発症前の確認などを目的に、医師の関与のもとで実施されます。

一方で、民間の検査サービスは主に健康増進や体質の把握を目的にしており、医療行為とは区別されています。同じ遺伝子検査という言葉でも、目的も体制もまったく別のものなんですよね。

遺伝学的検査

医療機関で医師が関わり、診断や発症前の確認を目的に行う検査です。

民間の遺伝子検査サービス

健康増進や体質把握を目的に提供される医療行為以外の検査です。

検査で分かることと分からないこと

見落としやすいのが、検査結果がそのまま病気の発症や健康状態を断定するものではない点です。遺伝学的検査であっても、結果はあくまで可能性を示すもので、発症の有無を確定するとは限りません。

民間の検査サービスも、統計的な傾向を示すものが多く、個人の将来を予測するものではありません。検査の種類によって分かることの範囲が違うと考えたほうが実感に近いです。

区内で相談できる医療機関三選

意外と知られていないのですが、新宿区内や新宿駅の周辺には、遺伝カウンセリングや出生前診断関連の検査を扱う医療機関がいくつかあります。ここでは実際に相談できる三つの施設を紹介します。

いずれも予約制で、施設によって扱う検査の範囲や料金体系が違います。目的に合わせて確認してから連絡するほうが動きやすいです。

東京医科大学病院遺伝子診療センター

東京医科大学病院の遺伝子診療センターは、西新宿駅から徒歩すぐの特定機能病院内にある専門部門です。医療目的の遺伝学的検査と、その説明を行う遺伝カウンセリングを実施しています。

遺伝カウンセリングは原則自費診療で、初診13200円、再診は30分ごとに5500円が目安です。多くは紹介状を持つ方が対象で、電話予約は03-3342-6111です。

マイシティクリニックの位置づけ

マイシティクリニックは、新宿3丁目にあり、JR新宿駅や丸ノ内線新宿駅から徒歩1分という立地です。新型出生前診断のNIPTを扱う窓口のひとつになっています。

問い合わせや予約は提携するNIPT Japanのサイトを通じて行う仕組みです。料金は検査内容によって異なるため、申し込み前に公式サイトで確認する必要があります。

新宿南口レディースクリニック

新宿南口レディースクリニックは、JR新宿駅南口から徒歩3分の場所にある産婦人科です。遺伝カウンセリングと胎児ドック、NIPTを組み合わせた検査体制を整えています。

料金は遺伝カウンセリングと初期胎児ドックの初診で52300円、NIPTを含めると145800円が目安です。診療は平日19時まで、土曜も14時まで対応しており、24時間ネット予約もできます。

施設名主な特徴
東京医科大学病院遺伝子診療センター医療目的の遺伝学的検査と遺伝カウンセリング
マイシティクリニック新型出生前診断NIPTの窓口
新宿南口レディースクリニック遺伝カウンセリングと出生前診断の組み合わせ

検査前に確認したい説明の体制

よく迷うのが、検査を受ける前にどこまで説明を受けられるかという点です。紹介した三施設はいずれも遺伝カウンセリングや事前説明の仕組みを持っていますが、対応範囲は施設ごとに違います。

予約の際に、結果の説明までセットになっているかを確認しておくと、当日になって慌てずに済みます。

STEP
検査の目的を確認する

医療目的か体質把握目的かを最初に整理します。

STEP
施設の公式情報を見る

費用や予約方法、結果までの期間を確認します。

STEP
相談体制の有無を確認する

結果を説明してもらえる窓口があるかを確認します。

遺伝情報と個人情報の取り扱い

実際に見てみると、遺伝子検査の結果は本人だけでなく血縁者にも関わる可能性がある情報です。本人の同意なく血縁者を含む第三者に開示すべきではないとされています。

検体や個人情報の保管、廃棄の方法も提供元によって違います。この点は契約前に確認しておく価値があると感じています。

  • 検体の保管期間と廃棄方法
  • 結果データの第三者提供の有無
  • 本人以外への開示に関する方針

よくある検査内容の思い違い

よく迷うのが、遺伝子検査という名前だけを見て、病気の可能性がすべて分かると思い込んでしまうケースです。検査項目に含まれていない病気については、当然結果に反映されません。

気になる結果が出た場合はまず医療機関に相談するという順番のほうが、自分だけで抱え込まずに済むと感じています。

検査の目的が違うと結果の意味も変わってきます

遺伝子検査を調べる自分なりの順番

わたしなら、まず調べたいのが病気に関することか体質に関することかを紙に書き出すところから始めます。検査の目的をはっきりさせてから提供先を探すほうが、遠回りせずに済みますよ。

パートナーと二人で暮らしているわたしの家でも、こうした専門的な話は聞いた内容をメモに残すようにしています。あとで見返せる形にしておくと、次に相談するときに話がスムーズになるんですよね。

今週のうちにでも、気になる施設の電話番号か公式サイトをひとつだけメモに残してみてください。それだけで、次に窓口へ相談するときの気持ちが少し軽くなる時間になったらうれしいです。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「しんじゅくスコープ」マサ

新宿区在住のマサです。地域情報メディア『しんじゅくスコープ』で、地元で役立つ情報を発信しています。

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