【新宿区】洪水・土砂災害のハザードマップと公式サービス3つを紹介

大雨のニュースを見るたびに「自分の家はどうなんだろう」と気になりながら、結局そのままにしている。そういう経験、一度くらいはあるんじゃないかと思います。

新宿区のエリア情報を発信するメディア『しんじゅくスコープ』の担当ライター、マサです。わたしも引っ越しのときにハザードマップを一度見たのですが、色の意味が分からず結局閉じた経験があります。

この記事では、新宿区のハザードマップの種類と確認方法、洪水と内水氾濫の違い、避難所の見方、そして実際に使える公式サービス3つを順番に整理します。

目次

新宿区のハザードマップはどこで見るか

新宿区が公式に公開しているハザードマップは、洪水・土砂災害・がけ擁壁の三種類があります。いずれも新宿区公式サイトからPDFでダウンロードできます。

紙で手元に置きたい場合は、区本庁舎4階の危機管理課か各特別出張所の窓口で配布しています。国土交通省のハザードマップポータルサイトでも地図上で確認可能。

洪水と内水氾濫は原因が違う

見落としやすいのが、洪水と内水氾濫は原因が別だという点です。洪水は河川の水位が上がって堤防を越えたり、堤防が決壊したりすることで起きます。

内水氾濫は下水道が処理しきれない雨が地上にあふれる現象。河川から離れた場所でも起きる可能性があり、洪水ハザードマップが「安全」でも安心とは限りません。

新宿区の洪水ハザードマップは河川氾濫による浸水想定を示したものです。内水氾濫のリスクは東京都下水道局の浸水予想区域図も参照すると補完できます。

神田川周辺で見ておきたいこと

新宿区内を流れる神田川は、流域面積が広く、上流側での大雨が時間差で影響することがあります。新宿区の洪水ハザードマップには神田川の浸水想定が反映されています。

川から離れていても、地形的に低い場所は浸水想定が高く示されるケースも。自宅や職場の位置と川の位置を同時に確認するのが基本の順番です。

川から離れていても油断できない地形、あるんですよね

浸水想定の色でどこを見るか

ハザードマップの浸水深は色で示されています。深いほど濃い色になっている場合が多く、新宿区の洪水ハザードマップも浸水深の段階ごとに色が分けられています。

0.5m未満

床下浸水の目安。移動は可能だが、足元の確認が必要な深さ。

0.5m〜3m未満

床上浸水から1階全体が浸かる範囲。垂直避難が有効になるレベル。

3m以上

2階以上まで浸かる可能性がある深さ。事前の避難が前提となる。

色と数字はあくまで「想定」です。新宿区の洪水ハザードマップは令和7年8月に改定されています。最新版は新宿区公式サイトで確認してください。

地震と水害では避難の考え方が変わる

地震と水害では、避難の判断タイミングが大きく異なります。地震は発生後の建物被害を受けてから動きますが、水害は雨の降り始めや気象情報をもとに事前に動く判断が重要。

水害の場合は、雨が降り始める前に動けると選択肢が広いため、気象情報との組み合わせが大切です。台風接近のタイミングで初めてハザードマップを開くのでは、余裕が少なくなります。

避難所と避難場所は別の施設になる

迷いやすいのが「避難所」と「避難場所(広域避難場所)」の違いです。広域避難場所は主に地震後の延焼などから命を守る公園などの屋外スペース。

避難所は学校や区の施設など、実際に生活や避難生活を送る建物です。水害時は浸水リスクのない避難所が開設される流れになりますが、開設状況は災害のたびに異なるため、区の避難情報を必ず確認する必要があります。

実際に使える公式サービス3つ

ハザードマップを「どこで見るか」「誰に聞くか」で迷う方も多いです。わたしが実際に使っていて、行き方や操作方法が分かりやすいと感じた公式サービスを3つ紹介します。いずれも無料で利用できます。

新宿区危機管理課(区本庁舎4階)

洪水・土砂災害・がけ擁壁の各ハザードマップを窓口で無料配布しています。

地域ごとの危険箇所や避難所に関する相談にも対応。TEL:03-5273-4592。

アクセス:新宿区本庁舎4階(新宿区歌舞伎町1-4-1)。平日窓口が基本です。

ハザードマップポータルサイト

国土交通省が運営する無料の地図サービス。住所を入力すると複数の災害リスクを一つの地図上で重ねて確認できます。

洪水・土砂災害・高潮など種別を切り替えて見られる点が便利。

利用方法:ブラウザから「disaportal.gsi.go.jp」へアクセスするだけ。登録不要。

東京都マイ・タイムライン

東京都防災ホームページが提供する、個人の避難計画(マイ・タイムライン)を作成できる無料ツールです。

台風接近時に「いつ・何をするか」を事前に決めておける仕組み。家族と共有するのにも使いやすい設計。

利用方法:東京都防災ホームページ(bousai.metro.tokyo.lg.jp)内「マイ・タイムライン」から無料で作成できます。

上記のサービス内容・連絡先は変更になる場合があります。利用前に各公式サイトや窓口で最新情報を確認してください。

引っ越し前に自宅候補で確認したいこと

引っ越し前に住むエリアを決めるとき、わたしが先に確認するのは浸水想定と最寄りの避難所の位置です。内見に行く前にハザードマップを一度見ておくと、物件の立地と重ねて考えやすくなります。

駅から近いかどうかと同じくらい、浸水リスクのある場所かどうかは生活に直結する話なんですよね。特に新宿区は地形の高低差があり、隣の丁目でも浸水想定が変わるケースがあります。

よくある勘違いと見落としやすい点

  • 河川から離れていれば安全とは限らない
  • 洪水マップが白でも内水氾濫リスクはある
  • 避難所は災害ごとに開設場所が変わる
  • ハザードマップは定期的に改定される
  • 高層階でも停電・断水の備えは別途必要

特に「白い場所=安全」という読み方はよくある誤解です。白は洪水ハザードマップ上での浸水想定がない区域を示すもので、内水氾濫や土砂災害のリスクまでカバーしているわけではありません。

家族で共有しておきたい防災の準備

ハザードマップを一人で確認しても、家族が別の場所にいるときの動き方が決まっていなければ不安は残ります。避難場所の名前と道順を、一度家族と話しておくだけでかなり変わります。

STEP
自宅の浸水想定を確認する

新宿区公式サイトの洪水ハザードマップで自宅の色と浸水深の目安を確認します。

STEP
最寄りの避難所を調べる

新宿区の避難施設一覧(区公式PDF)で自宅に近い避難所の名前と住所を調べます。

STEP
家族と場所と連絡方法を共有

避難所名と道順をパートナーや家族に伝えておき、連絡の取り方も一緒に決めます。

公式情報を確認するときの注意点

ハザードマップは定期的に改定されます。新宿区の洪水ハザードマップは令和7年8月に改定されており、古いPDFを参照し続けるとリスクの認識がずれる可能性があります。

避難情報(避難指示など)は状況に応じて更新されます。災害時は区や都の公式情報をその都度確認することが前提です。窓口での相談は事前予約不要で、平日に危機管理課(03-5273-4592)へ問い合わせるのが確実。

今日から始められる小さな一歩

まずは新宿区公式サイトの洪水ハザードマップを開いて、自宅のあたりの色を一度だけ確認してみてください。5分もあれば十分です。次に最寄りの避難所の名前をメモしておくだけで、いざというときの動きがかなりイメージしやすくなります。

わたしもパートナーと一緒に確認したとき、「この道を通ると近い」と気づいた場所がありました。地図で見ていただけでは分からなかった道幅や段差のことも話せて、調べてよかったと感じています。

今週末、少し時間ができたときに試してみてくださいね。この記事が、その最初のきっかけになったらうれしいです。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「しんじゅくスコープ」マサ

新宿区在住のマサです。地域情報メディア『しんじゅくスコープ』で、地元で役立つ情報を発信しています。

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