事業の拡大や設備投資を考えて補助金を調べると、制度名だけでは自分の会社が対象なのか分かりにくいですよね。
『しんじゅくスコープ』エリア担当ライターのマサです。わたしは仕事で設備投資の話を聞くので、まず実施主体から見ます。
国の補助金と区や東京都の支援は別物です。実施主体、対象、時期、経費、窓口の順に、公式情報に沿って見ます。
成長加速化補助金は国の制度です
先に結論を言うと、正式名称は中小企業成長加速化補助金で、国の制度です。中小企業庁の案内では、将来の売上高100億円を目指す中小企業の大胆な投資を支えることが目的とされています。
新宿区が実施する補助金ではありません。要件は国内で事業を行うことで、地域名だけで探すと遠回りになりがち。
売上高の条件が申請の入口になる
売上高の条件が、最初の分かれ目です。概要資料では、売上高10億円以上100億円未満である必要があるとされています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象者 | 売上高100億円を目指す中小企業で、売上高が10億円以上100億円未満 |
| 100億宣言 | 申請時までにポータルサイトへ公表されていること |
| 投資額 | 1億円以上(専門家経費と外注費を除く) |
| 賃上げ | 従業員1人当たり給与支給総額を年平均4.5%以上増やす計画 |
売上高が10億円に届いていない事業者は、この条件を満たさないことになります。中小企業の範囲は業種ごとに決まっていて、細かな定義は公募要領に書かれています。個別に当てはまるかは、公式の要領で見る流れ。
100億宣言と投資額1億円以上の要件
100億宣言とは、売上高100億円を目指す意思をポータルサイトに公表する手続きです。申請時までの公表が必要で、通常は2、3週間かかると案内されています。
投資額は1億円以上で、専門家経費と外注費を除いた補助対象経費で数える仕組み。事業計画の作成にかかる費用そのものは、対象外です。
法人向けの営業をしていると、金額が大きい話ほど社内の決裁が長引く場面を見てきました。申請の準備も同じで、日程から逆算するほうが無理がありません。
補助対象になる経費とならない経費
補助率は対象経費の2分の1以内、上限額は5億円と案内されています。ただし採択が前提で、申請すれば必ず受け取れるわけではありません。
- 建物費(拠点の新設や増築など)
- 機械装置費(器具・備品費を含む)
- ソフトウェア費(専用システムなど)
- 外注費(設計や加工の一部など)
- 専門家経費(技術指導や助言など)
見落としやすいのが、単価100万円(税抜き)以上のものに限る経費がある点です。パソコンやタブレットの本体費用は対象外と案内されています。外注費と専門家経費の合計に上限の決まりもある。
3次公募の募集期間と申請の流れ
概要資料では、3次公募の申請受付は9月29日から、締切は11月12日と案内されています。日程は目安とされているため、最新はポータルで見る形。
申請までに100億宣言をポータルサイトへ公表します。
jGrantsを使って電子申請します。
書面の1次審査のあと、経営者によるプレゼンテーション審査があります。
プレゼンテーション審査は2月15日から3月5日、採択結果の公表は3月下旬以降の予定とされています。令和7年度補正予算分は、この3次公募で終了する見込みです。
事業計画と賃上げ目標の求められ方
必要なのは、今後5年程度の事業計画です。審査では、売上高100億円に向けたビジョンや、賃上げと投資を続けられるかなどが見られると案内されています。
賃上げの基準は、従業員1人当たり給与支給総額の年平均上昇率4.5%以上です。補助事業が終わった年度から3事業年度後までの数字で見ます。応募時に目標を掲げ、従業員へ表明することも求められる。
2次公募のデータで、金融機関の確認書の提出率が採択者で100%だったと知り、わたしは一度手を止めました。取引先の銀行へ早めに話を通す場面があるのかな、と感じた。
採択後の報告と賃上げ未達の返還
採択されて終わりではなく、交付決定から24か月以内に補助事業を行います。その後も、賃上げの目標を達成していく流れです。
概要資料には、補助金の返還となる場合が書かれています。たとえば、交付決定までに目標を従業員へ表明しなかった場合や、目標を達成できなかった場合です。
実績報告や証拠書類の保管の細かな決まりは、公募要領で見るところ。経費の発注や契約の時期の扱いも、公式の案内で調べます。
新宿区や東京都の支援との違い
成長加速化補助金は、新宿区や東京都の事業者向け支援とは実施主体が別です。混ぜて探すと、窓口が分からなくなるんですよね。
- 国の制度
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中小企業成長加速化補助金は中小企業庁の制度で、専用の事務局が受け付けます。
- 新宿区の支援
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区の産業振興・企業支援のページでは、融資制度や経営相談、補助金などが案内されています。
- 東京都の支援
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東京都の事業者向け支援は、東京都や関連機関の公式サイトで別に案内されています。
制度ごとに対象も窓口も違うため、一つずつ公式で確かめる形が無理がありません。併用できるかどうかは、わたしには言い切れません。
新宿区内の事業者が相談できる窓口
新宿区の産業振興課は、西新宿のBIZ新宿(区立産業会館)4階にあります。電話は03-3344-0702と案内されています。
面談は平日の9時から12時と13時から16時で、前日までの連絡が必要な相談もあります。仕事帰りに寄れる時間ではないので、わたしなら電話で先に聞きます。
成長加速化補助金そのものの質問は、国の事務局が受け付けています。電話は0570-07-4153で、平日10時から17時です。
新宿区から行ける相談先を三つ紹介
経営の相談先を三つ挙げます。成長加速化補助金そのものの受付は国の事務局で、ここでは相談の入口として見る形。一つ目は、西新宿の新宿ビジネスステーションです。
- 特徴
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区内の中小企業や個人事業主を対象に、経営相談や制度融資、セミナーなどを案内する区の支援拠点です。
- 料金の目安
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経営相談は無料で、対面とオンラインのどちらかを選べると案内されています。
- 行き方
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所在地はBIZ新宿(区立産業会館)4階で、電話は03-3344-0702、予約は公式サイトからできます。
- 公式サイト
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公式サイトは新宿ビジネスステーションです。
二つ目は、同じBIZ新宿の4階にある東京商工会議所の新宿支部です。建物が同じなので、場所で迷う心配は少なそうです。
- 特徴
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経営全般や融資の相談を、経営指導員が受け付けている商工会議所の支部です。
- 料金の目安
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経営相談は無料と案内され、受付は平日9時30分から17時で、電話での事前予約制です。
- 行き方
-
西新宿6-8-2のBIZ新宿4階にあり、電話は03-3345-3290です。
- 公式サイト
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公式サイトは東京商工会議所の新宿支部ページです。
三つ目は、東京都中小企業振興公社のワンストップ総合相談窓口です。区外ですが、電話やオンラインなら出向かずに済みますね。
- 特徴
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都内の中小企業者の経営相談に、一か所で応える東京都の相談窓口です。
- 料金の目安
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相談は何度でも無料と案内され、電話、オンライン、来所、メールで利用できます。
- 行き方
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来所は千代田区神田佐久間町1-9の秋葉原庁舎5階で、予約は電話03-3251-7881かWEBです。
- 公式サイト
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公式サイトはワンストップ総合相談窓口のページです。
申請の行き違いが起きやすい場面
よく迷うのが、地域名で探して区の窓口へ聞いてしまう場面です。国の制度なので、まず事務局の案内から見ておくと動きやすいですよ。

名前が似た補助金も多いので、正式名称から見ます
同じ国の制度でも、中堅企業向けの中堅等大規模成長投資補助金は別事業と資料にあります。申請先や要件が違うため、取り違えには気をつけたいところ。
採択倍率は、1次公募で約6.0倍、2次公募で約3.9倍と資料にあります。補助金がなくても実行したい投資かどうかが、審査員のコメントでも触れられていました。
最後にわたしから伝えたい今日の一歩
ここまで読んで、自社が対象なのか決めかねている方もいるでしょう。わたしなら、まず直近の売上高が10億円以上かどうかを、決算書で見ておきます。
設備投資の話を聞くたびに、実施主体と締切を先に見るほうが落ち着くと感じています。帰宅後にパートナーへ話すときも、紙一枚あると話が早いんですよね。
今日は、決算書の売上高の数字を、メモに一行だけ書き残してみてくださいね。10億円以上かどうかが分かれば、100億企業成長ポータルを開くかも落ち着いて決められる気がしています。週末に見返す時間になったらうれしいです。













