卵子凍結の費用を調べ始めると、「補助が出るらしい」という情報は見つかるのに、自分が対象なのか、どこに申請するのかが分からなくなりやすいですよね。採卵や保存の費用が大きいぶん、制度のことはきちんと確認してから動きたいと感じる人が多いと思います。
新宿エリアの生活情報を発信する『しんじゅくスコープ』のマサです。わたし自身も制度の仕組みを整理しようとして、最初は「社会的」と「医学的」の違いから迷いました。
この記事では、東京都の助成制度の仕組み、社会的卵子凍結と医学的適応の違い、対象条件の確認方法、申請の流れ、見落としやすい注意点を順番に整理します。最新情報は必ず公式サイトや窓口で確認してください。
卵子凍結に補助は出るのか、まず確認する
結論から言うと、東京都には社会的卵子凍結(将来に備える目的での凍結)を対象とした費用助成制度があります。2023年10月に開始した制度で、条件を満たした都内在住の女性が対象です。
ただし、卵子凍結自体は現在も保険が適用されない自費診療です。助成はあくまで費用の一部を補う仕組みで、全額カバーされるわけではありません。
社会的と医学的、どう違うか先に整理する
迷いやすいのが、「社会的卵子凍結」と「医学的適応による卵子凍結」の違いです。この2つは目的も助成制度も別の話になります。
- 社会的卵子凍結
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将来の妊娠に備える目的で行う卵子凍結。東京都の費用助成の主な対象です。
- 医学的適応による卵子凍結
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がんなどの治療前に生殖機能を温存する目的で行う凍結。別途、都の「若年がん患者等生殖機能温存治療費助成事業」の対象になります。
不妊症の診断を受けていて不妊治療を目的とした採卵を行う場合は、社会的卵子凍結の助成の対象外です。自分の状況がどちらに当たるか分からない場合は、受診するクリニックか東京都の窓口に先に確認するのが確実。
東京都の費用助成、対象条件を見ていく
東京都の「卵子凍結に係る費用の助成」は、都内に住民登録している18歳以上40歳未満の女性が主な対象です(採卵を実施した日時点の年齢で判定します)。
助成を受けるには、まず都が開催するオンライン説明会に参加することが条件の一つになっています。説明会への参加なしにクリニックを受診してしまうと、対象外になる点に注意が必要です。
また、凍結を実施する医療機関が「都の登録医療機関」であることも必要。受診を考えているクリニックが登録されているかどうかは、東京都福祉局の公式サイトで確認できます。
新宿区周辺の登録医療機関3か所を紹介する
東京都の助成を受けるには、都の登録医療機関での受診が前提になります。新宿区内で通いやすい登録医療機関を3か所紹介します。診療時間・料金は変更になることがあるため、受診前に各クリニックの公式サイトで確認してください。
- 杉山産婦人科 新宿
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東京都新宿区西新宿1-19-6 山手新宿ビル。新宿駅地上出口7より徒歩1分の生殖医療専門クリニックです。
- 料金目安(税込)
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採卵費用132,000円、初診費用(検査含む)約30,000円。10個凍結する場合の合計目安は約45万円です。[web:88]
- 診療時間・特徴
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土曜診療あり、オンライン予約対応。採卵年齢制限は40歳まで(40歳以上は要相談)。[web:88]
- 公式サイト
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https://www.sugiyama.or.jp/shinjuku/
- 加藤レディスクリニック(KLC)
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東京都新宿区西新宿7-20-3 ウエストゲート新宿ビル。土日祝を含む365日診療で、朝7時30分から受付開始。[web:90]
- 料金目安・特徴
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詳細は公式サイトの治療費ページで確認できます。卵子凍結予約ページが独立しており、予約から動きやすい設計。[web:90]
- 公式サイト
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https://www.towako-kato.com/
- Shinjuku ART Clinic
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東京都新宿区西新宿6-8-1 住友不動産新宿オークタワー3階。西新宿駅徒歩3分・新宿駅徒歩10分。[web:66]
- 診療時間・特徴
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平日・土日祝とも午前9時〜12時診療。卵子凍結の個別相談会も開催しています。[web:66]
- 公式サイト
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https://www.shinjukuart.com/
加藤レディスクリニックは朝7時30分から受け付けているため、仕事前に寄れるかどうかを気にする方にとっては確認しやすい選択肢です。Shinjuku ART Clinicは土日祝も午前診療があるため、平日に時間を取りにくい場合でも動きやすいです。

通院しやすい曜日・時間帯から先に絞ると選びやすいですよ
助成額と年度別の上限で確認したいこと
助成の上限は、採卵を行った年度によって異なります。2025年度の凍結は最大26万円、2026年度の凍結は最大24万円が目安です(凍結年度ごとに20万円+保管更新時2万円/年の構成)。[web:76]
都内主要クリニックでの採卵と凍結の費用相場は、1回あたり45万〜60万円程度とされています。助成があっても自己負担は残る計算になるため、費用全体を先に見ておいた方が安心です。
申請の流れ、説明会から受給まで
助成を受けるには、決まった順番で手続きを進める必要があります。途中を飛ばすと対象外になることがあるため、最初から流れを把握しておくと動きやすいです。
都が実施する卵子凍結に関する説明会に参加します。定員は1回あたり175名(先着順)。[web:82]
住民票や誓約書を用意して、申請フォームか郵送で手続きをします。
都の登録医療機関で採卵・凍結を行い、終了後に証明書を依頼します。
医療行為終了日が属する年度末までに申請フォームで申請します。
説明会の有効期限は参加日から1年です。1年を超えてしまうと、再度参加が必要になります。
凍結後の保存費用、制度上の扱いを見る
凍結が完了した後も、卵子を保管し続ける費用が毎年かかります。東京都の制度では、保管更新時のアンケート回答と申請を行うことで、1年ごとに一律2万円を受け取れる仕組みになっています(2028年度まで)。[web:76]
この保管時の助成は、凍結時の助成とは別の手続きが必要です。凍結したら終わり、ではなく、その後も継続して確認が必要という点は、最初に頭に入れておくと後で焦りにくいです。
よくある勘違いと混同しやすい制度について
制度を調べていて混乱しやすいのが、「不妊治療の助成」と「卵子凍結の助成」を同じものと思ってしまう点です。2026年4月に拡充された東京都の不妊治療費助成は体外受精などの保険診療が対象で、社会的卵子凍結は別の制度です。[web:25]
また、社会的卵子凍結の費用は現在も保険が適用されないため、医療費控除の対象外になるのが一般的。不妊治療を目的とした治療費とは扱いが異なります。確定申告前に税務署や税理士に確認しておくと安心です。
制度を調べ始めた方への今日の一歩
今日できる最初の一歩は、東京都福祉局の公式ページで「オンライン説明会の次回日程」だけ確認することだと思います。説明会への参加が助成の入口になるため、ここだけ先に押さえておくと、その後の動きが格段にスムーズになるんですよね。
わたし自身、制度を調べていたとき「説明会が先に必要」という順番に気づかず、最初に手順を見落としそうになりました。受診予約より先に説明会、という流れを頭に入れておくと、後から焦らなくて済みます。
費用や制度のことは「後で調べよう」と後回しにしやすいテーマですよね。でも、説明会の日程を一度確認するだけなら今週末の5分でできます。まずそこだけ見てみてくださいね。













